弁護士等紹介

Profile

代表社員弁護士

佐藤 康行Yasuyuki Sato

(大阪オフィス、東京オフィス兼務)

1985年生まれ、兵庫県出身。
2008年に大阪大学法学部を首席で卒業。
その後、2010年に京都大学法科大学院を首席で修了した後、同年に司法試験に合格。
弁護士法人淀屋橋・山上合同での勤務を経て、2016年7月にフォーカスクライド法律事務所を開設、2018年1月に弁護士法人フォーカスクライドを設立しました。
企業法務を中心に弁護士活動を展開。
そのかたわら、法律家などを養成する「伊藤塾」にて専任講師を務め、司法試験合格者を数多く輩出しています。

(その他の経歴)

2018年7月  一般社団法人脳開コンサルタント協会 社外理事に就任(現任)。
2019年11月 パスラン株式会社 社外執行役員に就任。
2019年11月 大和財託株式会社 社外監査役に就任。
2021年1月  i.totalトータルプロデューサー就任(現任)。

伊藤塾について

https://www.itojuku.co.jp/

i.totalについて

https://itotal.jp/introduction/apprentice

佐藤 康行

私が法律家を目指したわけとは…

私が法律家を目指した理由は、中学時代にまで遡ります。私には温かい家族もいましたし、決して裕福ではなかったものの公立学校には通わせてもらえる環境でした。ただ、恥ずかしながら、中学2年生の私はいわゆる「不良」に憧れ、約1年間、「不良」とレッテルを貼られたメンバーと交友関係を持つようになりました。
そのような生活を過ごしていたある日のこと、メンバーの1人が少年院から出所した翌日に、「また明日犯罪をして、少年院に入ってくる」と言ったのです。私たちメンバーは当然止めましたが、彼は「俺だってこんなことをしたくない。美容師になりたい。夢を追いかけたい。でも、そんなことより、明日の飯の方が心配や。少年院にいれば、明日の飯を心配することなく毎日3食の飯が出てきて、暖かい布団もある。職業訓練までしてくれる。こんな恵まれた環境はない」と言ったのです。

私にとって彼の言葉は驚愕でした。みんな、不良に憧れて、こんな生活をしていると思っていたからです。それと同時に、「少年院は何をしているのだろう?」とふと疑問に思いました。少年院に入所している間は、いろいろと更正に向けて活動していても、少年院の外の世界、すなわち家庭環境や生活環境を改善しなければ意味がないからです。私は中学生ながら、「これってこのままでいいのかな?何とかしないといけないんじゃないのか?」と思いました。

このような経験を経た後、私は大学の法学部で少年法の講義を受講した際、まさに少年院から出所した後も少年の家庭環境などの改善に注力している弁護士と出会い、ふとしたきっかけで興味を持ち始めていた法律と、中学2年生の時に抱いた「何とかしないといけないんじゃないのか?」という想いが強くリンクして、「1日でも早く弁護士になって、全ての子ども達が夢を追いかけられるスタートラインに立てるようにしてあげたい!」と思うようになりました。私にとって、これが弁護士の道への第一歩でした。
そして、弁護士になるための勉強を進める中で、私は憲法第13条と出会いました。国家を縛る「憲法」の中に、“個人の尊重”と“幸福追求権”が真正面から規定されていることを知り、生まれた環境等に関係なく、誰もが個人として尊重され、幸せを追求する人権をもっているということに感動し、何度も憲法第13条の内容をかみ締めたことを昨日のことのように覚えています。憲法を知った者の責任として、必ずこの憲法の価値を実現していかなければならないという強い使命感を持ち、日々の業務及びその他の様々な活動にあたっております。
そして、これからも一生、この想いだけは忘れずに、弁護士として、また1人の人間として生きていきます。

執筆活動

執筆活動

  • Q&A会社のトラブル解決の手引き

    (新日本法規)
    【共著】

    Q&A会社のトラブル解決の手引き

  • 人事労務規程のポイント
    ~モデル条項とトラブル事例~

    (新日本法規)
    【共著】

    人事労務規程のポイント<br />
~モデル条項とトラブル事例~

  • Q&A民事再生法の実務

    (新日本法規)
    【共著】

    Q&A民事再生法の実務

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